より多くの品物を高値で売却しよう! 大金持ちになってマハラジャ専属の商人を目指すカードゲーム。お互いの巧妙な策略が交差する、2人専用ボードゲーム ジャイプル 【遊び方 ルール説明】
市場の品物を交換・獲得し、より良いレートで売却することで収入を得て、相手よりお金を集めるカードゲーム「ジャイプル」。
遊び方をカンタンに紹介します。
- 内容物の紹介
- 遊び方
- 勝敗について
- 実際の流れ
- まとめ
・内容物の紹介
中身はこんな感じ。
トークン11種類とカードが入ってます。
1:品物カード 55枚
品物カードは7種類あります。
赤:ダイヤモンド 6枚
黄:金 6枚
灰:銀 6枚
紫:布 8枚
緑:スパイス 8枚
茶:皮革 10枚
ラクダ 11枚
ゲームで獲得、交換、売却する品物カードです。
ダイヤモンドが一番高い値段が付き、皮革が一番安い値段になります。
2:各種トークン
上2段は、品物カードを売却したときに得る得点トークンです。
3段目はボーナストークンで、品物を3つ、4つ、5つまとめて売却したときに貰えるボーナス点です。
4段目左は優秀の証で、ラウンドを勝利したプレイヤーがもらえます。先に2枚集めたプレイヤーの勝ちになります。
右はラクダトークンで、ラウンド終了時にラクダカードを多く持っているプレイヤーに与えられます。
品物トークンには得点が書かれてます。
赤:ダイヤモンドトークン 5枚
黄:金トークン 5枚
灰:銀トークン 5枚
紫:布トークン 7枚
緑:スパイストークン 7枚
茶:皮革トークン 9枚
ダイヤモンドなら最高で7点、皮革なら4点になります。
1つの品物トークンがすべて同じ点数ではなく、例えばダイヤモンドなら7点~5点、皮革なら4点~1点になります。
最初に品物を売却したプレイヤーが高得点を得られるようになってます。
また、ラクダトークンは1枚のみで、5点になります。
ボーナストークンは、裏側にだけ点数が書かれてます。相手プレイヤーからは得点がわからなくなってます。
5枚売却した時のボーナストークンの得点は8~10点、4枚売却した時のボーナストークンの得点は4~6点、3枚売却した時のボーナストークンの得点は1~3点になります。
・遊び方
まず初めに、プレイヤー間にラクダカードを表向きに3枚並べ、残りの品物カードはすべてまとめてシャッフルします。
その後、各プレイヤーに5枚ずつ品物カードを配り、残りは山札として置きます。
続いて、山札から2枚のカードをめくり、ラクダの隣に表向きに並べます。
この5枚のカードが市場になります。
次に各プレイヤーは配られた手札から好きな枚数のラクダカードを、自分の手前に表向きで置くことができます。これが各プレイヤーの家畜になります。手札にラクダカードがあっても置かなくても構いません。
トークンを種類別に分け、それぞれ並べます。
品物トークンは、点数が高いものを上から並べていきます。
ボーナストークンは表面(点数が書かれていないほう)のままシャッフルをして場に置きます。
先攻・後攻を適当な方法で決めます。
このゲームでは、自分の手番に以下のいずれかを実行します。
1:カードを取る
2:カードを売却する
1を選んだ場合、下記の3つの方法からカードを得ることができます。
A:複数の品物を交換する
B:品物カードを1つ取る
C:すべてのラクダカードを取る
Aを行う場合、市場から好きなだけ品物カードを取り、自分の手札に加えます。
次に、同じ枚数分の「手札の品物カード」か「家畜のラクダカード」を市場に置きます。
全てラクダカードでも、すべて品物カードでも、ラクダカードと品物カードを混ぜて市場に戻してOKです。
Bを行う場合、市場から1枚だけ品物カードを取ります。
次に山札の1番上のカードを市場に表向きに置きます。
Cを行う場合、市場にあるラクダカードをすべて取り、自分の家畜置き場に加えます。
次に取ったラクダカード分、山札の上からカードを市場に表向きに置きます。
※プレイヤーの手札の上限枚数は7枚なので、それを超えて品物カードを手札に加えることはできません。
2を選んだ場合、プレイヤーは自分の手札にある品物1種類を選び、好きな枚数分売却することができます。
手札で売却したい品なもの1種類を捨て札に置き、対応する品物トークンを売却した枚数分獲得します。
3枚以上売却する場合対応するボーナストークンを1枚獲得できます。
※品物を売却する時、ダイヤモンド・金・銀は最低でも2枚以上を同時に売却しなければなりません。
・勝敗について
1ゲームで。2ラウンドか3ラウンド行います。
1ラウンドは品物トークンのうち3種類がなくなった時、または山札のカードがなくなったら終了します。
ラウンドが終了したら、ラクダカードを多く持っているプレイヤーがラクダトークンを獲得します。
各プレイヤーは自分が獲得した品物トークンを裏返し、トークンの点数を合計します。
より高得点のプレイヤーがそのラウンドの勝者となり、優秀の証を1枚獲得します。
両プレイヤーの合計得点が同点の場合、ボーナストークンの所持枚数が多いほうが勝ちになります。
それも同数の場合は、品物トークンの枚数が多いほうの勝ちになります。
次のラウンドは、前ラウンドで負けたほうが先手になります。
どちらかのプレイヤーが2枚目の優秀の証を獲得するとゲーム終了になります。
2枚集めたプレイヤーが勝ちになります。
・実際のプレイの流れ
ゲーム開始時の手札5枚から、ラクダカードを3枚家畜置き場に置いた状態です。
手札の品物カードは布が1枚、銀が1枚。
市場に出ている品物も皮革しかなく特にいらないので、C:すべてのラクダカードを取るを実行。市場に追加された品物カードは金・スパイス・銀。
相手プレイヤーは、B:品物カードを1つ取るを実行。銀を1枚獲得し山札から1枚市場に品雄のカードを置きました。布が市場に並びました。
次の手番で、A:複数の品物を交換するを実行。手札に布が1枚あるので、場にある布カード2枚とついでに皮革カード2枚を獲得。全てラクダカードで交換しました。
相手プレイヤーは、2:カードを売却するを実行しました。
手札の金を2枚売却し、金のトークンを2枚獲得しました。
こちらも2:カードを売却するを実行。
手札の布を3枚売却し、布のトークン3枚と、3枚交換したのでボーナストークンを1枚獲得。
相手プレイヤーはラクダを全部取り、空いた分山札から市場にカードを置きました。
スパイス2枚とダイヤモンドを1枚交換。手札の皮革カード2枚と、ラクダカード1枚を市場に置きました。
相手プレイヤーはまたラクダカードをすべて取得。山札からカードを2枚市場に置きました。
今の手札はこんな感じ。品物は早めに売却したほうが得点の高いトークンがもらえるのでさっさと交換するのがいいのですが、できれば3枚以上まとめて交換してボーナストークンも取得したいところ…欲を取るか手堅くいくか悩むところです。市場にいい品物も並んでないし…
これを繰り返し行っていき、品物トークンが3つなくなるか、山札カードをがなくなるかまで繰り返します。
・まとめ
品物カードの枚数は限られているので、なるべく1回で3枚以上交換してボーナス点を得たいところですが、ダイヤモンドや金でそれをするのはなかなか難しいです。
ダイヤや金はさっさと交換したほうが最初の得点が大きいので、2枚出たら即交換でもいいかも…
反対に皮革などは点数が低いけど枚数も多く出やすい、みんなあまり重要視していないことが多いので、5枚まとめて交換したほうが絶対に得。皮革は交換した点数が低いですが5枚交換のボーナス点で10点獲得とかもあるので積極的に狙いたいところ。
あとはスパイス、布カードをいかに効率よく集めて売却していくかになると思います。
相手プレイヤーの狙いの品物は何か、まとめて売却するつもりなら先に高得点トークンは取っておきたいな…などお互いの思索を探りながら高得点を目指していくゲームになります。
また市場のカードをなるべく自分で補充しなければ、1ターンのロスがなくなるので、例えば市場をラクダカードで市場を埋めて、相手の選択肢を強制的に1つにして相手にラクダを取らせる。そうすると相手が市場に新しい品物を5枚補充する事になるので、次のターン品物は選びたい放題になります。
あまり自分から大量に市場にカードを置かないような立ち回りをするなど、駆け引きがちょいちょい入ってきます。
相手の思索を考え、駆け引きを楽しみたい方にはぜひオススメのボードゲームです。
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